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風景画革命

明日の迷宮美術館は「風景画革命」
8月25日(月) 19:00~19:45 BS-hi

もともとは宗教画や肖像画の背景にすぎなかった「風景」が、
絵画の主要ジャンルとして確立するまでをたどる。


<今日の特別展>
風景画確立に挑んだ巨匠たち


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Self-Portrait-Thomas Gainsborough


風景画が、まだ下等な芸術と考えられていた18世紀イギリスで、
いち早くその魅力に気付いたのが、
イギリス絵画界の重鎮トマス・ゲインズバラだった。


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Mr and Mrs Andrews-Thomas Gainsborough


ただ、当時は風景だけを描いても絵は売れない。
ゲインズバラがやむを得ず描いたのは、
異常に背景が広い奇妙な肖像画だった。


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Heneage Lloyd and his sister-Thomas Gainsborough


風景画が美の主要テーマとなっていく過程で、
大きな役割を果たしたのはジョセフ・ターナーだ。


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Self-Portrait-J. M. W. Turner


革新的な手段で風景画を描こうとしたターナーの戦略に迫る。


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Norham Castle, Sunrise-J. M. W. Turner


<迷宮伝説>
風景画に愛をこめて ~コンスタブル


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Self-Portrait-John Constable


19世紀初め、イギリスで活躍したコンスタブルは、
何事にも派手好きなターナーとは対照的に農村の何気ない風景にこだわり、
それだけを描いた画家だった。


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Dedham Vale-John Constable


そんな彼を支えたのは、幼ななじみで妻のマリア。
アカデミーのあるロンドンに移り住んでなお、生まれ育った故郷に通い、
慣れ親しんだ人々の営みを描き続けるコンスタブル。


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Maria Bicknell, Mrs John Constable-John Constable


その作品は、イギリス絵画界ではあい変わらず無視されるものの、
やがてパリのサロンで大評判となる。


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The Hay Wain-John Constable


明るい未来が拓けたかに見えたコンスタブル一家。
しかし今度は妻マリアを病魔が襲う。
わずか12年の結婚生活ののち、マリアは結核で息絶えるのである。


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Salisbury Cathedral from the Meadows-John Constable


そして人々の記憶を呼び起こす風景画が誕生する。
絶望の中、コンスタブルが描いたその風景とは・・・


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Salisbury Cathedral from the Bishop's Grounds-John Constable

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